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セレブはみんなベジタリアン

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爆発的流行! 若者の目覚め!

セレブはみんなベジタリアン

今、欧米でヴィーガンが驚異的な勢いで増えています。ヴィーガンは完全菜食主義者と言うことです。これは爆発的な増加なのです。
アメリカでは3年間でヴィーガン人口が600%増加。都市部では、大企業やたいていのレストランにヴィーガン・メニューが導入されています。スーパーにも必ずと言っていいほど、ヴィーガン・コーナーが設けられています。ニューヨークの学校ではヴィーガン食が選択できるし、ヴィーガン・デーも設けられてます。
2009年のビーガン人口は、たった1%だったのが、2013年には2.5%。2017年には6%。わずか8年で6倍。2019年の調査では970万人。現在、ベジタリアン全体では人口の20%にも達しています。6666万人がベジタリアンだと言うことになります。これは「革命」が起こってます。
アメリカでは、ベジタリアンの約半数が、35歳未満です。
ドイツでは、全人口の10%、838万人がヴィーガンかベジタリアンです。首都ベルリンでは、さらに多く15%前後と言われています。ドイツ国民の44%が肉類を意識的に抑えた食生活を実践しています。その比率も、2014年の26%からわずか3年で倍近い急増ぶりです。
カナダは人口の9%、350万人がヴィーガンかベジタリアン。
イタリアでは、人口の8.2%の475万人が、ヴィーガンかベジタリアン。ドイツと同じく政府・行政レベルでのベジタリズムが推奨されています。
イギリスでは、2012年から、わずか5年間で、ベジタリアンは3.6倍。ヴィーガン人口は、2014年の15万人から2018年で60万人。4年で4倍に増えています。人口の13%、870万人がヴィーガンかベジタリアン。
フランスは人口の6%、407万人がヴィーガンかベジタリアン。
これだけ急速に世界的に急増すると、食品市場は激変します。
オーストラリアでは、ヴィーガンの食品の売り上げが、2014年からわずか2年で、94%増です。パンデミックの影響で、ヴィーガン食品の売り上げも激増。オーストラリアでは、人口の12%、321万人がヴィーガンかベジタリアン。メルボルンは世界最大級のヴィーガン・シティだと言われ始めました。
始まりは、2011年の『フォークス・オーバー・ナイブズ』と言う一本の映画とインターネットの情報が、欧米を大きく変えています。iPhoneを産んだベジタリアンのジョブズの存在が大きいのです。そしてジョブズが影響を受けたのが日本。「マクガバン報告」が理想としたのは日本の菜食。環境問題と畜産を告発した2014年の『Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』と言う映画の影響もあります。また、動物保護と菜食主義が結びついたPETA(ピータ)のセクシー・キャンペーンと大企業への働きかけ、畜産動物を保護するジェントル・バーンのような存在も大きいです。
ちなみに、宗教的な理由で、肉食を避けるインドでは、もともと国民の3割弱の4億人がベジタリアンです。中国は25%、3億5千万人がベジタリアン。台湾のベジタリアンは、人口の13%で330万人です。穀物の実り豊かなアジア諸国は、歴史的に菜食が基本です。伝統和食は、ほとんどがベジタリアン食であることを忘れてはいけません。日本では、観光庁の推計で、人口の4%、約500万人のベジタリアンがいるとされていますが、栄養のない白米ベースなので、この数字は相当怪しいです。実質2%、250万人でしょう。英国BBCなどと違って、日本のマスコミは、菜食・ベジタリアンの話題はもともとタブーです。戦後のGHQの占領政策の影響もあって、常に食肉産業の広告資本が優先されます。情報鎖国日本では、ヴィーガンと言う名称も聞かれません。

芸能界のセレブで有名なヴィーガンは、歌の世界では、ビリー・アイリッシュやアリアナ・グランデ、ビヨンセ、エリー・ゴールディングがいます。カントリーのシャナイア・トゥエインとマイリー・サイラスはベジタリアン。マクロビオティック(日本式・玄米菜食)のジョン・レノンと「ミート・フリー・マンデー」を薦めるポール・マッカートニーはもともとベジタリアン。マドンナもマクロビオティックです。ボブ・マーリーもベジタリアン。
映画界では、トム・クルーズがマクロビオティック。クリント・イーストウッド、ジョニー・デップ、ブラッド・ピット、レオナルド・ディカプリオらがベジタリアン。アーノルド・シュワルツネッガーはヴィーガンになりました。ナタリー・ポートマンは子役の時からベジタリアン。アン・ハサウェイ、ミシェル・ファイファー、デミ・ムーア、キャメロン・ディアス、クロエ・モレッツらはベジタリアンです。ヴィーガンでは、マドレーヌ・ペッシュ、アリシア・シルヴァーストーンが有名。アリシアはヴィーガン・ダイエットの啓蒙活動家です。TV司会で有名なエレン・デジェネレスもベジタリアンです。
モデル界も、ベジタリアンが多く、頂点だったヴィクシー・エンジェルのリリー・オルドリッジやミランダ・カーはじめたくさんいます。
スポーツ界では、ヴィーナス・ウィリアムズが有名。絶対女王はヴィーガン。陸上10個の金メダルのカール・ルイスはヴィーガンはでした。
テニスでは、男女通じて史上最多ビッグタイトル獲得のノバク・ジョコビッチ、怪力記録のパトリック・バブーミアン、重量挙げ最高記録のケンドリック・ファリスのヴィーガンらは、2018年の『ゲームチェンジャー』と言う菜食のスポーツ科学映画に出ました。ヴィーガンのジェームズ・キャメロンが制作総指揮しました。女子サッカーのアレックス・モーガンと自重トレーニングYoutube配信で有名なフランク・メドラノはヴィーガン。
並外れた持久力を必要とするロック・クライマーの4人に1人はヴィーガンかベジタリアン。超人レースであるウルトラマラソンは、ヴィーガンとベジタリアンで競われています。映画の影響でスポーツ界はさらに増えて行くしょう。
日本の芸能人では、中野サンプラザくんがヴィーガンで有名。日本は噂さが多くて、モデルのローラと、相川七瀬(師匠の織田哲郎が肉くわない)くらいしか、ベジタリアンだと確認できません。ベジタリアンと言うよりも、一日一食で「笑っていいとも」を健康に乗り切ったタモリの影響で、ファスティング(少食、断食)でスリムで若い人が多いのです。

歴史上のベジタリアンとしては、ブッダ、イエス、ガンジー、ヒポクラテス、プラトン、ダーウィン、リンカーン、アントニオ・ガウディ、二コラ・テスラ、バーナード・ショー、トルストイ、レオナルド・ダヴィンチ、アインシュタインなどです。
ヒポクラテスは、「人は、だれでも生まれながら、100人の名医を持っている」、「医者は、100人の名医の手助けにすぎない」、「食べ物で治せない病気は、医者もこれを治せない」と言っています。ダーウィンは「人間の本来の食べ物は野菜である」と言っています。晩年のアインシュタインも同様の指摘をしています。レオナルド・ダヴィンチはかなり若い時からヴィーガン。

日本の歴史は、仏教の影響で、西暦675年の天武天皇の「肉食禁止令」と、737年の聖武天皇の魚介類摂取の許容が、約1200年続きました。そのため、アジアで唯一、家畜を飼う習慣のない国でした。肉どころか魚も食べないのが普通でした。この伝統が世界に比類のない優れた民族・文明を形成して来ました。欧米はこの理由にとっくに気づいているのです。勤勉さや科学技術と物作りが優れているだけでなく、礼儀正しく相手への思いやりがあります。財布を落としても帰ってくるのは日本だけです。災害時に助けあえるのも日本人だけです。
武士の美徳である「質実剛健」の、飾らないたくましさ強さは、菜食・粗食・鍛錬の健康と美しさの内実を歴史的に表しています。日本はその原点に返らなければなりません。
日本には、菜食文化が残っているので、セレブや世界のヴィーガン・ベジタリアンが喜ぶ食べものが沢山あります。豆腐は世界の言葉になりましたし、しょうゆはキッチンの必需品。ごぼうの発見は、最新流行の食材です。おにぎり、納豆、みそ汁、枝豆も流行ってます。しかし、みんな玄米を食べたいのに、ヴィーガン食堂しか置いてません。
日本は世界一マスコミを信用する国であると同時に、報道の自由度は2024年世界70位です。第三世界の独裁国以下です。行政と産業利権に負けないためにも、積極的に本やインターネットで情報を勝ち取り、健康や家族を守っていかないといけないことを十分に理解したいと思います。


<参考文献リンク>
映画『フォークス・オーバー・ナイブズ~いのちを救う食卓革命』
映画『Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』
映画『ゲームチェンジャー スポーツ栄養学の真実』
PETA
The Gentle Barn

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