1999年から、今では抗うつ剤として当たり前になったSSRIの処方が日本で始まりました。イギリスの当初の治験データでは、子供が自殺しようとする報告や、1999年アメリカのコロンバイン高校の銃乱射事件の犯人が服用していたなどの記事がありました。イギリスの精神医学者リリー博士は、抗うつ剤のSSRIは自殺率を10倍に増やすと、明らかにしています。それだけでなく、暴力衝動、犯罪衝動も同レベルで増やすと。日本は若者の自殺の9割が、精神薬を処方されています。
アメリカでは、1992年にパキシルが発売されてから、特にやり玉が上がっており、抗うつ剤に対する多数の訴訟を抱えています。ブルームバーグから。
「1992年にパキシルが発売されて以来、グラクソ・スミソクライン(GSK)に対して起こされた注意義務違反に関する訴訟には三つのタイプがあり、出生異常、自殺、そして依存性などに分かれる。2009年12月4日の時点で、約150件の自殺に関する訴訟の平均和解額が200万ドル、約300件の自殺未遂が30万ドルとなっている。またパキシルが引き起こした依存性に関する3200件の訴訟ではGSK側がそれぞれ5万ドルを支払うことで決着した。またこの巨大製薬企業は、独占禁止、虚偽行為、陰謀が疑われた裁判で約4億ドルを支払った。1992年に市場に出てから10億ドル近くをGSKはパキシル訴訟に費やしてきた。訴訟費用やその他のもめごとを処理した費用として、2008年度末の年次報告書には40億ドルが計上されていた。600件を超える出生異常訴訟の最初の評決となった2009年10月13日の裁判では、妊娠中のパキシル服用により心臓に3ヵ所の欠陥を持って生まれた原告側リアム・キルカーちゃんの家族に、賠償金2500万ドルが支払われることになった」
うつ病がセロトニンの減少に関係するのはないかという仮説を立てたのは、ジョゼフ・シルドクラウトという人物であり、セロトニンやドーパミンが精神病に関係するのではないかという仮説を「モノアミン仮説」といいます。
しかし、提唱したこの仮説はすでに否定されています。仮説というより関係ないと証明されています。
にもかかわらず、たとえば2010年に発表された研究によれば、アメリカ人の87%が統合失調症はセロトニンやドーパミンがバランスを失っているという「科学不均衡論」が原因であると考え、またうつ病も80%の人が同じように考えているという結果が出ています。
この件に関してアメリカ精神医学雑誌「the American Journal of Psychiatry」には、うつ病の化学的不均論を再検討した医師たちによる以下のような記事が掲載されています。
「10年以上にわたるPET study、モノアミン枯渇に関する研究、およびモノアミン関連遺伝子の多型性を調べる遺伝子関連解析の結果、うつ病の病理生理において、セロトニン系、ノルアドレナリン性、またはドーパミン作動性動性神経伝達の実際の欠陥に関係すると思われるエビデンスはほとんど存在しなかった」
にもかかわらずこの仮説は世界中でうつ病を語る基本理念のように語られ、抗うつ剤もそれを基本に作られてきました。ウソの仮説の根拠において。
2010年7月と8月の報道に、犯人が「抗うつ剤」「うつ病の薬」を服用していたと明示のあった殺人事件のニュースを集めたものです。
・7月10日『複数の抗うつ薬』イギリス男性、3人を射殺。一週間後、自殺。
・7月15日『レクサプロ』テキサス州男性、生後6ヶ月の幼児を殺害。
・7月16日『複数の抗うつ薬』インディアナ州の〝産後うつ”の母親、生後三ヵ月のわが子を殺害。
・7月16日『セレクサ』親友を殺害したオクラホマ州の男性、死刑の求刑に対して専門家は薬物の影響によるものと主張。
・7月23日『うつ病の薬』カナダ人女性、近所に住む12歳の自閉症の子供を殺害。
・7月23日『うつ病の薬』ミシガン州の女性、障害を持つ13歳のわが子を殺害。そして自殺。
・7月24日『うつ病の薬』イギリスの殺人事件容疑者、うつ病薬を服用。
・7月26日『うつ病の薬』マレーシア、息子が母親を殺害。
・7月27日『うつ病の薬』ペンシルバニア州の女性、40歳の娘を殺害、後に自殺を図るも未遂。
・8月6日『ブロザック』ネブラスカ州の母親、12歳の娘を殺害。
・8月10日『抗うつ薬』三週間前に抗うつ薬を中止したばかりのメリーランド州の母親、自閉症の娘を殺害。
・8月10日『ブロザック』イギリス女性、3歳になるわが子を殺害。
・8月11日『ウェルブトリン』ネバダ州男性、ガールフレンドを刺殺。
・8月11日『抗うつ薬』ニュージーランドの女性、浴槽で生後13ヵ月のわが子を溺死させる。
・8月11日『複数の抗うつ薬』ミシガン州の男性、抗うつ薬の服用を開始して間もなく男性を殺害、その後自殺。
・8月11日『抗うつ薬』南アフリカの刑務所看守、妻を殺害。抗うつ薬の不規則な服用によって引き起こされた可能性も。
・8月18日『抗うつ薬』ミネソタ州の男性、妻の留守中に生後6カ月のわが子溺死させる。
・8月19日『抗うつ薬』ウイスコンシン州のイラクの帰還兵、妻と子供を殺害。その後自殺。
・8月25日『抗うつ薬』暴力に縁のなかった男性、アルコールと抗うつ薬の同時摂取による異常行動で殺人。
・8月26日『抗うつ薬』ペンシルバニア州の32歳の女性、母親を刺殺。
・8月31日『ゾロフト』フロリダ州の男性、殺人。
2012年から、うつ病が治せないことや抗うつ薬の副作用をごまかすための戦略として、躁うつ病のキャンペーンが大々的に張られています。
日本イーライリリー社の主力商品である統合失調症薬「オランザピン(ジプレキサ)」などの統合失調症のみの適応処方であった薬たちを、より売りたいがための戦略です。大塚製薬のアリピプラゾール(エビリファイ)も、躁うつ病薬の認可を受けることが決定。
2012年NHKスペシャルに置いて明言されています。「うつ病患者の4割程度は、うつ病ではなく躁うつ病だった」「抗うつ薬を飲んでも治らないうつ病は躁うつ病であると。ちなみにアメリカだとその割合は4割ではなく7割だと述べられています。
つまり、4割7割も誤診したということ。現在の専門書やネット上の知識を参考にすれば、「気分が上がったり落ちたるする」程度で躁うつ病という診断に落ちてしまいます。
『精神科は今日も、やりたい放題』著者内海聡医師はこう言っています。
「もともと薬害や医原病しかない領域が精神医学領域なのだから。つまりここでもあらゆる意味において、精神医学の詐欺っぷりが示されているのだ」
「昔は精神分裂病と並んで二大精神病であった存在が、気分の変調ごときで定義されるシロモノではない……躁うつ病は全体の5%にも満たないだろうと言うのが私の実感である。つまり、95%以上は躁うつ病ではなく、薬を飲む意味がない人たちであり、詐欺に引っ掛かってることになる」
新薬であるリーマスやデパケンの売り込みと、メジャートランキライザーの拡大適用の一番の目的は「抗うつ薬の副作用を隠すこと、ごまかすこと」だと。
脅迫神経症には、抗うつ薬の大量投与が基本治療であると、教科書には記されています。また日本の抗不安薬の売り上げは、世界ダントツ1位。
「まだ誰も気づいてない顧客マーケットを掘り起こして拡大させることは、マーケティングをやる人間の夢だ。社会不安症を使って我々がやってるのがそれだ」(パキシル製品のマネージャー)
「DSM(アメリカの精神科診断基準)第四版は、精神医学が、概して医学によって認められるように模造して作ったものです。内部の者は、それが科学的というよりも政治的な書物であると知っています。
(略)DSM第四版は、そうした最大の欠陥にもかかわらず、権威ある書物となり、カネを生み出すベストセラーとなりました」(精神科教授ローレン・モシャー、精神科医ステファン・クルシェフスキ―)
「私たちは、あなたに継続的に薬物を与えることができるように、気分や考えの正常な変動に対していくらでも診断上のレッテルを作り出すことができる。(略)疾患を作り出すことに関しては、精神医学に並ぶものはない」(同)
抗不安薬は総じてベンゾジアゼピン系と呼ばれ、昔から依存性が高いと指摘されて来ました。国連の麻薬統制委員会では、れっきとした麻薬として認められています。
内海聡医師はこう言っています。
「『不安に対して薬を飲む』と言う行為の意味そのものも考えねばならない。これはその不安を乗り越えようとするのではなく、薬によってかき消そうとする行為である。言い方を変えれば成長や克服を先送りしているといってもいい。
その結果、薬を飲んでいる限り永久に対処力は身につかないので、一生薬を飲み続けるしかなくなる。
そういう薬を、ただでさえ不安が強い患者に安易に飲ませるとどうなるか。依存に気づくまいがやめることに対してさらに不安になっていくのは必然であろう。こうして精神科医にとっての優良顧客=固定資産がまた一人また一人と生産されていく。いったいこれを詐欺と呼ばずして何を詐欺と呼ぶのだろうか?」
最後の一錠まで断薬
創造的な人生を歩む
統合失調症の「本物は3000分の1」(内海聡)
統合失調症の症状は、妄想、幻覚(幻聴)、思考の解体(支離滅裂であること)の三つです。
現在も普遍的な精神病と言われる統合失調症の大半でさえ病気というか疑わしいのです。
今やコンプレックスなどから被害妄想的になっているものも統合失調症、自分の思考と幻聴が区別されていない人も統合失調症、社会的に追い詰められている人も統合失調症とされます。これなら昔の暗殺者に狙われた君主などはみな統合失調症です。殺しに来ないまでも敵に思えてしまう=被害妄想を持っている、と判断されてしまうからです。
統合失調症と言う概念には思考の解体というのがある。支離滅裂な会話があったり行動があればすべて統合失調症と診断してしまう。これらはすべて精神科医の主観により決まり、科学的根拠は一切なく、提示できるデータもない。
「家族の理解を越えている=異常者」と言う判断のもと連れて行かれるケースが跡を絶たないのです。
内海聡医師の所に来た一例。
「その子は18歳になって突然キャバクラ嬢になりたいと親に訴えた。一流のキャバクラの真似をしたいと一流のお酒を飲んで『どんちゃん騒ぎ』をしたのがきっかけである。
親は頭がおかしくなったと判断し、精神科を受診させた。某大学病院の有名精神科医は親の意見から『異常である』と判断、診断は統合失調症となり協力な薬を処方された次第である。
(略)しかし薬を飲んで何もできなくなった娘を見て、おかしいと思った親は私のよころに相談に来た。
相談後数カ月かけて薬を減量し、現在は何の薬も飲まないで元気にやっている。
世の中にはこのようなケースがありふれている」
幻覚(幻聴)があるから統合失調症と診断する精神科医もいます。しかし幻覚とはなになのか、これは本人以外にも分からないはずです。
統合失調症の幻覚も妄想も思考の解体も、教会書に載っている他の症状も、すべて主観による判断でしかないのです。
妄想があるから他害や犯罪があるとは限らないです。現在統合失調症と呼ばれる人の大多数が、とても優しい人であると認識されているからです。
統合失調症を病気であると判断する概念そのものが、社会がロボット管理を求めるがゆえの「おかしな行動は許さぬ」と言う思想に等しいのです。
現在、書類やインターネットでは、統合失調症は「百人に一人程度でまったく稀ではない」とされています。
内海聡医師は、「個人的な経験で言えば、これはまったくの間違いであると断言したい」と言っています。
その割合は、「患者さん全体の100人に一人いるかいないか」だと言います。国民の40人に一人くらいが診療内科を訪れます。つまり、「単純計算しても統合失調症と診断される可能性がある人は、3000人に一人程度」だと言ってます。
「治療を希望する人、治療が必要だと私が考える人はさらに少なくなり、5000人に一人くらいかもしれない。この100人に一人という話は数字のマジックであり詐欺への誘導であると私は考えている。良くなる病気だから恐れず受診せよと言うわけだ。
しかし、これこそが大きな問題のない人が統合失調症と診断され、薬を飲まされていることを示す一端ではないだろうか。とどのつまりは宣伝販売行為である」
ADHDの診断基準の診断基準ほどいい加減なものはないです。どこにも科学がないのです。
その診断基準の特徴は、「子供そのもの、人間そのもの」であって「障害」などと診断するようなものではないのです。
これはつまり、どういうことかというと、人間に存在する普遍的な喜怒哀楽や性格や特徴、また集団とは違う部分をすべて抽出して、病気とするよう設定したということです。
違う言い方をすれば、普通になりたい人たちの願望を利用して、病気であるかのように見せかけているということです。
その目的は単純明快で、精神科医と製薬会社が儲けるために過ぎないのです。
ADHDの場合さらに問題となるのが、薬の問題です。
ADHDでは専用の治療薬としてストラテラとコンサータが承認されています。
ADHDは集中力がないのでこれらの薬で集中力を高めようと言うのがお題目。
しかし、これらは覚醒剤そのもののような薬です。
ストラテラの場合、各国政府機関による警告として以下のようなものがあります。
【2005年】
2月……英国薬品庁は、ストラテラが肝障害を引き起こす危険性について通知した。
8月……欧州医薬品審査長医薬品委員会は、パキシルなどの抗うつ剤やADHD治療薬のストラテラが、自殺未遂、自殺念慮、攻撃性、敵意、反抗行動、怒りを引き起こすとして、子どもの抗うつ剤服用に対して、それまでで最も強い警告を発行した。
9月……FDA(アメリカ食品医薬品局)は、ストラテラに対し、服用している子どもや若者に自殺念慮の危険性が増大するという枠組み警告表示などの改訂を、イーライ・リリー株式会社に指示した。
9月……カナダ保健省は、ストラテラが自傷行為のリスクを含む行動と感情の変化を引き起こす可能性について医療関係者に通知した。
【2006年】
2月……FDA諮問委員会は、ADHDに対する中枢神経興奮剤について、心臓発作や脳梗塞、突然死を引き起こす可能性があるとして、パッケージに今までで最も強い「ブラックボックス」警告を記載するように要請した。
2月……英国医薬品庁は、ストラテラが、発作や鼓動間隔を長くする潜在的な危険性と関係があることを報告した。また、ストラテラをブロザックやパキシルのような抗うつ剤と併用した場合に、心臓のトラブルを引き起こす可能性についても警告した。
5月……カナダ保健省は、「ADHD」の治療薬として処方されたすべての治療薬(ストラテラを含む)に対して、まれに突然死を含む心臓病の危険性があるという新たな警告を発行した。この公的な注意書きでは、中枢神経興奮剤が心拍数と血圧を上げ、その結果「心不全や心臓発作、突然死」を引き起こす可能性について警告されている。
10月……オーストラリア保健省薬品・医薬品行政局は、「ADHD」治療薬であるストラテラが攻撃性を引き起こしたという苦情を受けて、製造者元の情報により強い警告を追加するように命じた。
【2008年】
6月……カナダ保健省は、前年までにストラテラの使用との関連が疑われる有害反応報告を189件受け、このうち55件が自殺企図と分類され、うち41件が小児(6~17歳)であったことを発表した。そして、ストラテラの製品の注意書きに「患者年齢を問わず、自殺念慮、または自殺行為を示唆する他の徴候について、綿密にモニタリングすべきである。これには、激越型の感情や行動の変化、および症状悪化のモニタリングが含まれる」という文章を追加した。
さらに危険な薬がコンサータです。コンサータは悪名高いリタリンの徐放剤で、メチルフェニデートと呼ばれる物質です。メチルフェニデートはアンフェタミン系の類似物質であり、アンフェタミン系の薬物の代表がメタンフェタミンである覚醒剤(ヒロポン、スピードとも呼ばれる)です。つまり、コンサータを子供に飲ませるということは、長時間効く覚醒剤を子どもに飲ませているのとなんら大差ないのです。
誰が狂ってるかと言えば精神科医です。「白衣の売人」である精神科医は最も自殺率の高い職業です。
心の病は日記と食事で治す
内海聡医師の『心の病に薬はいらない!』に、こうあります。
「精神医学の目的を一言で言い表せば、それは『殺人』です。(中略)もう少し補足するなら、『監禁』『拘束』『差別』『虐待』『廃人化』『金儲け』そして『殺人』となります。つまり『いい精神医学』も『ましな精神医学』も『どこかにある私が求める精神医学』もこの世には存在しません。もともと存在しないのです」
「精神医学とは癒したり、よくしたり、解決したり、頼りにできるような存在ではいっさいないのです。しかも大半はなどというレベルではなく、絶対に必要のない存在なのです。この理由を根底から理解できないかぎり、繰り返しますが向精神薬をやめることはできません」
イタリアのように、精神病院をゼロにすることが、人権であり、平和の理想です。反対に精神科病床数が世界一多いのは日本です。日本は反人権・殺人国家なのです。精神科は差別・虐待の象徴です。心療内科の一切も不必要です。
「知識と同じく重要なことは向精神薬との完全なる決別の意思です。これらはすべてヘロインや覚醒剤に置き換えて考えるとよくわかります。『シャブ(覚せい剤)も少しならいいよな』と考える人は永久にやめることはできません。
もっと厳しく言えば、何か代替療法で禁断症状を楽にしようとか、抜け道を探して断薬しようとばかり考える人は、まず向精神薬から卒業することはできません。代替療法の代表格である東洋医学やサプリメントなどの栄養学も、補助でしかないのです。
次に重要なのは精神や心は自分でよくするものだという、完全なる理解です。ここでも完全なるというのがポイントです。なぜかというとそこが不完全だと、他のモノに依存していくからです。異性、食べ物、カウンセラー、仕事……。薬よりはましかもしれませんが、結局本人が望むものにたどり着くことはできません。
この世の物事は自分の思想と選択により解決する、その大前提を持てないかぎり、やはり薬はやめられないのです。精神の問題なのですから精神や思想、哲学によって解決する、これは子供でも考えられる当たり前のことです」
精神を扱う以上、根本的な解決方法とは、ただ一つ、心と向き合うとか、自らの思想を省みるとか、哲学を追求するとか、そういう類のことでしかありません。この点を重々に確認したいと思います。
断薬の仕方としては、まったく無意味・超有害でしかない抗うつ剤などは、スパンとやめてしまえば良いですが、大きな錠剤になっているものは、減薬しずらいかもしれないので、通販で錠剤を半分にする「ピルカッター」を買って、減らして、確実にやめましょう。最後の一錠まで断薬します。
そもそも、精神科にかかる前より、精神科にかかってからの方が、明らかに状態が悪くなっている。なのにそれに気づかずに通い続けたのですから、「日記」を書く習慣が必要です。人生においては、一歩下がって「全体の絵」を見ないと、分からないことが多いです。毎日一行でも書くことが、自分の手助けとなります。
それで、自己は反省できるし、考え方の幅も広がり、人生の次のステップも、必ず見つかります。そうしたことの積み重ねが、心の問題解決です。
次に「自然医食」です。人間本来の食生活に戻して、体をしっかり保たなければ、心の状態も健全に保てません。森下自然医学では、適度なファスティング(少食、減食、一日二食)を行います。
ただし、長年精神科にかかっていた人は、脳に集中的なダメージがあるので、長期の完全断食と長期の一日一食は勧められません。なぜなら、食べないことで、消化器系等は休まり、体の効率が良くなりますが、反面睡眠時間が縮むからです。この結果、ダメージの集中がある頭に「頭痛」が起こり、それを放置すると、「幻聴・妄想」の統合失調症を引き起こす可能性が高いのです。統合失調症の症状は起きながら夢を見る症状です。これを「アップレギュレーション」と言います。長年の脳活動の低迷からの逆転で、脳が活発になり過ぎるからです。つまり、もはや、休むことなく活発に活動できる脳では無くなっている。薬害による損傷のある脳になっている故、これを薦められません。
減薬・断薬によるアップレギュレーションは、ドーパミン等過多によって、多くは多幸感を引き越します。それはぜひ体感して欲しく、それは良いんですが、それが断薬直後だけに起こる問題ではなく、損傷した脳機能の後遺症として起こるのです。つまり、10年薬害で低迷していたのなら、10年それは続くと考えてください。脳と言う幹細胞の損傷ですから、一生続くのかも知れない。睡眠不足による「頭痛」には、要注意なのです。しかし、決して薬に頼らないでください。眠剤を断薬して、食生活を変えれば、必ず自然に寝つけるようになります。これも体感してください。当たり前に、寝つけるようになれば、複数回寝たり、昼間に睡眠を取るなど工夫してください。これでアップレギュレーションによる統合失調症は、防げます。
心の病を治すと言うことは、日記と向かい合い、心と向かい合う時間は必要ですが、それと同時に、食習慣の改善がとても大事なのです。そもそも食習慣が正しければ、たいがいのストレスには強くなっているはずなのです。それが人間本来なのです。「自然医食」で、人間本来を体験してください。薬草茶としては、自律神経を改善するヨモギとドクダミをお薦めます。
<参考文献リンク>
『精神科は今日も、やりたい放題』 内海 聡
『心の病に薬はいらない!』 内海 聡