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心臓病は食生活で治す

心臓病は食生活で治す

バイパス手術などには「治療効果はない」「76%は手術も不要」(米医師会)

心臓病と言えば、アメリカのコールドウェル・B・エセルスティン・ジュニア博士を思い出します。
心臓病治療でアメリカ一のクリーヴランド・クリニックの心臓専門医たちから、「もうなす術はく、1年も生きられないだろう」と宣告された重症患者18人を、食生活改善を指導することによって、完全に回復させた逸話を打ち立てた人物です。
心臓外科医であった博士は、ガンや心臓病に対する医学会の治療法に対して幻滅を感じ、「地球上の四分の三の人々は心臓病にならない」と言う事実が、「食習慣」と極めて深い関係にあることに着目し、「プラントベースでホールフードの食事」を与える効果をテストすることにしました。
「西洋医学や血管造影、手術などによる介入は、単に心臓病の症状を処置しているにすぎず、根本的に異なった治療法が必要である」と。
この18人は、狭心症・バイパス手術・心臓発作・脳卒中、そして血管形成術を含む総計49件の冠状動脈に関するトラブルに苦しんできた患者たちでした。
1985年、テストを開始した時点で、彼らの平均コレステロール値は、246mg/dlだったのですが、テスト中に132mg/dlとなり、目標値の150mg/dlを遥かに下回ったのです。同様に、LDL(悪玉)コレステロール値も劇的に低下。
最も衝撃的だったのは、テスト開始以来の冠状動脈に関するトラブル件数であり、開始から11年の間に、たった1件だけ。しかも、それは、2年間この食習慣から離れていた患者に生じたものでした。この患者は胸の痛み(狭心症)を経験し、再度ヘルシーな「プラントベースの食習慣」を実践し始めたところ、狭心症はなくなり、以来胸の痛みは経験していない。患者たちに病気が起こらなくなったばかりか、症状が改善して行った。患者の70%に詰まっていた動脈が開いているのが見られたのです。
11人の患者が血管造影を行うことに同意。閉鎖物の大きさは、5年余りのテストの間に平均7%減少。わずかな変化に思われるかもしれないが、動脈の直径が7%広げられると、血流は少なくとも30%も増します。重要なことは、狭心症による痛みが生じなくなったこと。痛みのあるなしの相違は、それこそ「生と死」ほどの違いなのです。
この5年の研究報告書は、以下のように言及しています。
「この研究は、最小量の脂肪摂取に、最小限のコレステロール降下剤を併用した最も長期間にわたるものであり、我々が導いた7%という動脈狭窄(閉塞)の減少は、かつて行われたどの研究よりも大きなものである」と。

博士の行った食事プログラムは、肉類・魚類を食べない。乳製品は食べない。どんな種類の油も使わない。一滴たりとも。ナッツやアボカドは食べないと言う厳格な最小脂肪のプラントベース・ダイエットでした。
しかし、体全体の栄養考えると、ヴィーガン・ダイエットはオメガ3とビタミンB12が不足するし、デトックスと体の再起動を考えてると、私は、日本の伝統食ベースの森下自然医学の食習慣の方が、効率が良く、継続もしやすいと考えており、同様の効果が得られると思います。森下自然医学の実践は、玄米・野菜・海藻・小魚介類の食事に、適度なファスティング(少食・断食・一日一食)の「自然医食」を行うことです。いずれにしても、肉・卵・乳製品・スーパーの油食べない。白砂糖・精白小麦・白米等も食べないとなります。
同じ血管の病である「脳卒中」(死亡原因4位)等の脳血管疾患も、治し方と予防は同じです。

また、高血圧の「降圧剤」ですが、これは抗がん剤の次に毒性が高く(3番目に血糖降下剤)、森下博士は、「降圧剤に頼らない。生理機能の必然性があって血圧が高くなっているのだから、科学薬剤で無理に血圧を下げるのは、逆効果。体の自然性を回復させなら血圧を下げる、自然療法をおこなうことが大事」と言っています(『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』)。
二人に1人が飲んでいます。必要な血流が頭に行かなくなるので、認知症の原因になります。


<参考文献リンク>
『心臓病は食生活で治す』 C・B・エセルスティン
ドキュメンタリー映画『フォークス・オーバー・ナイブズ~いのちを救う食卓革命』

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