「……サハラ砂漠は、約8000年前、豊かな緑の樹々に覆われていた」(ハワード・ライマン)
まさに、それは壮大な緑なす大森林だったのです。
「……遊牧民の部族たちは、その樹々を燃やし、家畜を養うために放牧地帯を広げた」
つまり、世界最大砂漠を生み出したのは放牧である。
遊牧民が飼う牛や山羊が緑を食い尽くし、ついに世界最大の砂漠と化した。
あの広大無辺のサハラ砂漠は、人間の営みが作り出したのです。
はやく言えば、“人災”です。
2002年ジャーナリスト船瀬俊介さんが訳したハワード・ライマンの本の原題は『マッド・カウボーイ』。
直訳すれば“気狂いカウボーイ”。
著者はアメリカ・モンタナ州で2番目に大きい牧場主だった。
同州は、別名“牛の王国”――。全米最大の畜産エリアです。
ライマン氏は、4代目牧場主として、経営に辣腕を振るっていた。
しかし、ある時生死を分ける難病をきっかけに、環境と生命に目覚める。
そのきっかけとなった一冊の本がある。それが、『沈黙の春』。言わずと知れた環境問題のバイブルです。
著者レイチェル・カーソン女史は農薬汚染を徹底的に調べて、一冊の書にまとめた。
『沈黙の春』とは、これら有毒物質の汚染で、やがて、鳥たちのさえずりも聞こえなくない“死の春”が訪れるだろう、と警告している。
環境問題に目覚めたライマン氏は、次に菜食主義に感化される。
徹底的学ぶうちに、肉食の害、畜産の闇に気づく。
そして、それまでの人生を深く反省し、180度違った人生を歩み始める。先祖以来の牧場を処分し、環境保護活動家として、第二の人生を歩み始める。
さらに、肉食から菜食へ――完全にライフ・スタイルを切り換えた。
この本は、肉食と畜産と地球……の関わりを、極めて分かりやすく解説している。
邦訳タイトルは『まだ、肉を食べているのですか?』。副題が「あなたの健康と地球環境の未来を救う唯一の方法」。
主題は、「肉食は健康も地球も破壊する」と言う意味だ。
ライマン氏は、驚愕の警告をする。
「……我々は、北米に“第二のサハラ砂漠”を作ろうとしている」
北米が“サハラ砂漠”に……? 誰も耳を疑う。
しかし、牛飼いであった彼には、はっきりと砂漠化した北米大陸が見えている。
「……アメリカ北西部では、畜産業者たちは、地球一帯で消費される水質源の半分以上を独占使用している」「モンタナ州の水消費97・5%が、牛の生産に使われている」(同著)
この衝撃的事実を、100%のアメリカ人は知らない。いや、知らされていない。
「……10ポンド(約4・5キロ)の牛肉生産に必要な水の量は、アメリカの平均家庭の一年間の消費量に匹敵する」「だから、肉をやめれば、水は余る。この真実があるのに、行政担当者は、口が裂けても言えない」(同著)
いずこも同じ。市民保護より業界保護……。
こうして、食肉産業が水を盗み「アメリカを干上がらせている」のだ。
ライマン氏は断言する。
「……悪夢の放牧をやめよ!」
数千年にわたる人類による放牧が、あのサハラ砂漠を生み出した。
その悪夢を忘れてはいけない。その恐怖の現実は、世界中で現れている。
放牧による牛、山羊、羊……などの家畜は、猛烈に緑を食い尽くす。
いつの間にか、広大な森林や緑地が一面の砂漠に変貌してしまう。
「……放牧により、西側諸国の大地での生物学的な生産能力は、約90%も激減した」
「そこに自生してきた草花や野生生物が、家畜に食い尽くされてしまうのだ」
それが、思わぬ災害の引き金となる。……洪水、表土流亡、水質汚染。
「……それら破壊コストは、毎年、総額で10億ドル以上に達すると試算されている」
「かつて西部一帯は、一面、緑豊かな草で覆われていた。それが、いまや月の表面を思わせる荒廃ぶりだ」(同著)
アメリカの貴重な富が、年々、猛烈な勢いで失われている。
「……この破壊的な放牧で得られるものは何か? それは、なんと米国産牛肉のわずか3%に過ぎないのだ」
「……公有地での全放牧を中止せよ。それでも、牛肉供給はピクリとも変動しない。価格も変化なし」
しかし、自然は変化し、蘇る。
「……とりわけ西部では顕著な変化が見えてくる。大地の色が茶色から緑色に次第に変わっていく。そこを流れる川は、また澄み切って流れ始める。牛糞の山の悪臭は、天然の草花の香りに代わり、空気はより澄みきっていく。大地は、また人々とすべての野生生物への恵みとなるだろう。もはや、それは大地を奪った牛たちの所有物ではない」(同氏)
アメリカ西部開拓史は、まさに馬上カウボーイと牛の群れの“進軍”だった。
そして、ライマン氏は、告白する。
「我々カウボーイが犯してきた環境破壊が、いまも積み重なっている」
その原罪を加速したのが1874年、鉄条網の発明である。
「……以来、農場主たちは、公有地を簡単に区切り、自分たちの所有物へと仕切ることができるようになった。19世紀末の10年間で、西部地域では4000万頭の牛、5000万頭の羊が飼われていた。このように農場主たちが放牧したため、広大な緑地が牛、羊に食い尽くされ、裸の土地となった。約7億エーカーもの草原が、むしり取られて裸になってしまったのだ」(ライマン氏)
彼は、「放牧は、無駄の極致ビジネス」と切り捨てる。
「カウボーイと言うロマンチックなイメージは終わりにしよう」「“牛飼い”の文化が、我々の大地に一体何をしてきたのか?」(同氏)
西部一帯、公有地の75%が、牧畜業者たちの私的金儲けに使われている。
一頭の牛が一年で食い尽くす緑地(公有地)は187エーカー(約74万平方メートル)に達する。
なぜなら、一頭の牛は成長するまでに6トンもの牧草を食べるからだ。
過放牧で、牛に食い尽くされた土地は、地力が半分以下に激減する。
それが、砂漠化を招く。さらに厄介なのが牛糞だ。
一頭で一日25ポンド(11キロ強)もの糞を排泄する。過放牧の乾燥地帯では、微生物が絶滅している。牛糞は分解されない。数年間もそのまま放置される。
さらに、牛の大群は、水辺環境も破壊していく。こうしてワイオミング州を流れる川の83%が放牧で失われてしまった。消滅したのは河川だけでない。
既にアメリカ大陸の北西部は牛の群れが君臨する“牛の王国”と化している。
「……牛は、他の野生動物たちを追放して、アメリカ大陸に居座ったのだ。バッファロー、エルク、鹿、レイヨウ……など。さらに数多くの草食動物たちが、かつては、この大陸を想像もできないスケールの大群で移動していた。しかし、その数は1~3%にまで絶滅してしまった。まさに、かれらは、牛の王国から排除されたのだ」
こうして広大な緑地は、砂漠へと変貌していく――。
この過程で起こるのが表土流亡だ。
肥沃な大地を育み守っているのが表土だ。それは、わずか数インチという薄い層だ。
そして、1インチの表土が形成されるのに100年かかる。
この表土がいったん失われると砂漠化がいっきに加速する。
「……表土の破滅は、植物の根や土壌微生物の死滅に繋がる。結局、一世紀やそこらで、過放牧された土地の被害は、砂漠化への末路をたどる。これが、いま、アメリカ西部で進行している現実である」(ライマン氏)
「砂漠化は、地球全体の緊急課題だ。既に、地球の陸地の3分の1が、家畜による放牧のために、砂漠化に向かっている。」(同氏)
既に地球規模で年7万平方メートルが砂漠と化している。
世界の国々に与える損失は、合計で毎年、420億ドルに達する。
アフリカ、アジア地帯には、全世界の生物の半分が生息している。
しかし、砂漠化でその生存が脅かされている(国連報告)
砂漠化の脅威は、乾燥地帯だけではない。
「……我々はタール砂漠から教訓を学ぶべきだ。その面積はオレゴン州に匹敵する。東パキスタンと北西インドにまたがる砂漠地帯は、2000年前には存在しなかった。この地域は、植物が一面に繁茂する緑地帯だった。ところが、約2000年にわたる放牧で、家畜は草を食べ尽くし一帯は丸裸となり、乾燥地から砂の大地に変わり、広大なタール砂漠となった」(ライマン氏)
「……この地域の空気は、しっとりと湿度が高い。にもかかわらず、砂漠が生まれたのだ。サハラ砂漠は、8000年で誕生した。しかし、現在、砂漠化のスピードは加速されている。北米に“第二のサハラ砂漠”が出現する……という懸念は杞憂ではない」(同氏)
実感が沸かないかもしれない。人類は5人に一頭の割合で、牛を飼っている。
地球の人口は、80億弱。だから約15億頭もの牛が地球で飼われている。
「人類は、毎日200億リットル近い水を飲む。一方で、地球上の15億頭の牛は、8倍強の1700億リットルの水を飲む。人類は毎日、約10億キロの食料を食べる。牛は、その50倍の500億キロの飼料食べるのだ」(『カウスピラシー』)
まさに、地球は“牛”の惑星だ。
とっくに人類は、牛にとって代わられている。
牛こそ地球の“御主人様”だのだ。
これだけのおびただしい牛が、放牧で地球を食い散らかしている。
四つのひづめは大地を踏み荒らす。厖大な水資源を飲み干す。
大量の糞の山が水を汚染する。乾燥地帯は拡大する。
大量発生メタンガスが温暖化を加速する。異常気象も大発生する。
こうして……“牛”の惑星は、いつか“砂”の惑星に変じてしまうだろう。
地球環境破壊の最大の犯人は畜産
創造的な人生を歩む
地球環境破壊の最大の犯人は畜産
南米大陸には、“第三のサハラ砂漠”が生まれるかもしれない。
夜に人工衛星からアマゾン一帯を見下ろす。
約7000か所で、森を燃やす炎が確認できるだろう。牧畜業者たちが、原生林に火を放ち、焼き払っているのだ。そうして、開けた土地を牧草地にする。アマゾン森林消失の約70%は、牛の放牧が原因なのだ。
こうして、アマゾン熱帯雨林は、恐ろしい勢いで消滅している。
ハワード・ライマン氏は、嘆く。
「……人間とは、実に愚かだ。無限の富と多様性に満ちた、肥沃なジャングルを、ハンバーガーの僕としている」
さらに、彼はあきれ果てる。
「……この致命的な失敗は、なんと世界銀行によって支援されている。ブラジルから輸出されるすべてのハンバーガーは、その負債返済のためなのだ」
ハンバーガー1個あたり、熱帯雨林約6畳分が犠牲となり消えて行く。
つまり、バーガーのパテ1枚を作るために森林6畳分が消えている。
子供に教えてあげよう。
「お前が、今食べているバーガーのため、ブラジルのジャングル6畳一間が犠牲になっているんだヨ」
「フーン、なら、お父さんのビッグマックは6畳二間だね」
ブラジルの密林アマゾンは、別名“地球の肺”。
大気中の二酸化炭素を吸って、酸素を出すからだ。
「……そのジャングルが、次々に伐り拓かれている。家畜の放牧と牧草を育てるためだ。
アメフト会場ほどの広さが、“毎秒”失われている。この影響で、約100種類もの植物や動物、昆虫の種が絶滅している」これは、映画『カウスピラシー』の告発だ。監督・脚本・制作、キャップ・アンダーソン。“Cowspiracy”とは“Conspiracy”(陰謀)にかけた造語である。つまり、“牛をめぐる陰謀”という意味。
「……ブラジルで、過去20年間で、畜産批判をして殺された活動家は1100人以上……」
アマゾンの畜産業者は、環境保護の活動からを敵視、次々に殺害してきた。
キャップ監督が、徹底的に調べ、取材するうちに、意外な事実に気づく。
温室効果ガスの最大排出源は、化石燃料ではなく、畜産業だった……。
しかし、大手の環境団体は、その驚愕事実には一切触れない。
青年監督は、さらに追跡取材を続ける。
すると、水質汚染、森林破壊、砂漠化……と、もっとも深刻な地球環境問題の“真犯人”は、すべて畜産業だった……。
このことを質問すると、環境団体トップの顔色が変わった。
表情が一瞬固まる。目が泳ぐ。
あるリーダーは、突然、取材拒否で席を立って、部屋を出て行ってしまった。
「……まるで、畜産に触れることがタブーみたいだ」(キャップ監督)
若い監督も不安になる。そして、ついに関係者から衝撃的な事実を聞き出す。
それが、1100人以上の活動家が暗殺されたという惨劇だ。
重い口を開いたのは熱帯雨林保護団体「アマゾン・ウォッチ」事務局のレイラ女史。
ブラジルで畜産業による森林破壊が猛加速している。
そのきっかけが「森林法」改正(改悪)だった。
「……それに反対し『牛の放牧がアマゾンを破壊する』と、畜産業を批判し、声をあげた人々の多くは、“殺されました”。修道女だったドロシー・スタングも、この件で声をあげた結果、暗殺されたのです。だから、銃弾を撃ち込まれたくなくて、口を閉ざす人も多いのです」(レイラ女史)
ドキュメント映像に、キャップ監督のナレーション。
「……彼女は、アマゾンを守るため、みずから先頭に立って畜産業を批判していた。すると、突然、銃撃された。殺し屋を雇ったのは、牧場主だった」
――若きキャップ監督は、怖いもの知らず。
『カウスピラシー』は、隠されたタブーを次々に暴いていく。
▼温室効果ガス排出量は、「運輸」より「畜産」関係が多い。
▼人類の起こす温暖化原因51%は「畜産」によるものだ。
▼世界の「水資源」消費量の3割が「畜産」で使われている。
▼ブラジル森林破壊の91%は、「畜産」業界の犯行である。
▼家畜による温室効果ガス排出は地球上の全車両の86倍。
▼ハンバーガー1個作るのに約2・5トンの水が使われる。
▼家庭用の水使用量は5%、「畜産」は55%も消費している。
▼500グラムの牛肉生産に約10トンもの大量の水が必要。
▼アメリカで家畜は毎秒53トン排便し河川を汚染する。
▼世界で500か所以上の酸欠海域を生み出し、生物が死滅。
▼「畜産」はCO2の296倍温室効果ガス亜酸化窒素を大放出。
「……2040年には、エネルギー関連CO2排出は2割増しとなる。ところが、「畜産」では、2050年には、8割増しになる。理由は、畜産物の消費量が世界的に増える傾向にあるからだ」(同監督)
「“放牧”という言葉は、牛が地球に与えている悪影響に比べれば、あまりに優し過ぎる。熱帯雨林の表土は、恐ろしいくらいに栄養分に乏しく、脆弱だ。表土に含まれる基本的ミネラル分は、2~3年の短期間、牧草生産しただけで枯渇する。熱帯雨林での放牧は、森の“自殺行為”だ。こうして、生い茂るジャングルが破壊され、砂漠になるのは時間はいらない。それは歴史の一瞬の瞬きで起きる」(ライマン氏)
――以上、地球環境破壊の最大の真犯人は「畜産」である。
その主犯は「牛」である。
「……アマゾン先住民たちは、森から生産されるものを使って、持続可能なライフスタイルで生きる術を知っている。そのインディオたちは、強欲な農場主たちから、土地を追われている。アメリカ大陸で、農場主たちが、アメリカ先住民たちを大量に殺したことと、まったく同じだ。現在の破壊スピードで進めば、ブラジルの熱帯雨林は、50年以内に消滅する。
アメリカの西部を破壊したように、アマゾンの牛飼い業者たちも、熱帯雨林を滅ぼし続けている」(ライマン氏)
このままでは、南米に“第三のサハラ砂漠”が出現するだろう。
これほどジャングルを破壊し、消滅させても、見返りは実に少ない。
「……なんと、ブラジル産牛肉のうち、アマゾンで生産されているものは、たった3~4%だ。なのに、熱帯雨林の破壊だけは、強行され続けている。理由の一つは貪欲さだ。さらには経済的命令への忠実さ、そして黙殺と頑迷さ……。これらは、カウボーイの典型的イメージそのものだ」(同氏)
地球の農地の4分の3は、畜産飼料の生産に使われている。
一方で、地球上から様々な種の野生生物が絶滅している。まさに、生物多様性の危機である。かれらの生息地を破壊する唯一最大の原因が……畜産だ。
肉類、乳製品、卵、養殖魚の生産のため、世界の農地の83%が使われている。
しかし、人類が得られるカロリーは、わずか18%に過ぎない。残りは家畜が生きるために消費されている。地球上の広大な農地が、牛や豚などのために、振り当てられている。
家畜は、作物を食べて成長し、人間に食べられる。
「……牛、豚、鶏など家畜は、単なる仲介者に過ぎない。かれらは、生産するたんぱく質の6倍を消費する」(『ゲーム・チェンジャー』)
つまり、家畜に与えられた植物タンパク質は、6分の1の動物性たんぱく質に激減する。
単純計算で、人間が直接、作物を食べれば、6倍の人が生きていける。
つまり、肉食者は5人分の食料を独り占めしている。
「ミート・イーターは、食のハイジャッカー!」
欧米で避難されるのも、当然なのです。
「……実は、淡水を過度に濫用しているのは、家畜なのです」(ジョハン・ロックストローム氏、ストックホルム環境保護センター、事務局長)
肉食者が食料ハイジャッカーなら、畜産業は水源のハイジャッカーだ。
「……世界の河川の25%は、海まで流れていません。家畜飼料を栽培するために使用するからです」(同)
牛に与える穀物栽培には大量の水が必要とされる。飼料穀物をたっぷり食べて、ようやく牛は牛肉に加工される。積算すると、ハンバーガー1個に使用される水は、約2400リットルに達する。あなたがマクドナルドのハンバーガーをほおばるのは、2・4トンの水をガブ飲みするのと同じなのだ。
牛や豚など家畜は、エサを食べて水を飲むだけではない。それだけ“排泄”する。
アメリカでは、年に家畜全体で、全人口の50倍もの排泄物を垂れ流している。
これら糞尿が、全米の河川や湖沼、地下水を汚染しているのだ。
「……大局的視点から言えば、飛行機、列車、自動車、船舶など……世界の全輸送部門の排出量に匹敵するCO2などの汚染物質を排出しているのです」(ボブ・ベイリー氏、環境資源エネルギー研究所所長)
まさに、農業の危機は、地球の危機である。
しかし、見方を変えれば、地球の希望である。
「……農業は人類の未来を脅かす元凶だけではありません。解決へのもっとも重要な特効薬でもあります。例えばアメリカは肉消費量が世界平均の3倍です。これを植物性食品にシフトする。それだけで農業によるCO2排出量を73%削減できるのです」(ロックストローム氏)
水資源の節約量は、さらに凄い!
米国民一人当たり水消費量を約100万リットル節約することが可能になる。
「……その結果、アフリカ大陸と同面積の土地が潤うのです。絶滅寸前の生物や生態系も救えます」(同氏)
「「……公衆衛生面からも、環境保護の面からも、効果絶大です。やり方は簡単です。野菜を多く、肉・乳製品を少なく食べる。それだけです」(ティム・ラング教授、食料政策論ロンドン・シティ大学)
アメリカがベジタリンになるだけで、“緑のアフリカ”大陸が蘇る。これは、スゴイ! 全人類がベジタリアンになったら、“緑の地球”が再生するだろう!
『まだ、肉を食べているのですか あなたの「健康」と「地球環境
」の未来を救う唯一の方法』 ハワード・ライマン/グレン・マーザー
映画『Cowspiracy: サステイナビリティ(持続可能性)の秘密』
『ヴィーガン革命』 船瀬俊介