玄米菜食

不治の病などではありません

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三大療法を止めて、食事で治す

ガンは食事で治す

日本においては、2人に1人がガンにかかり、3人に1人がガンで亡くなるといわれています。
ガンの三大療法は、抗がん剤、放射線治療、切除の三つです。
緊急的なごく一部の手術を除けば、現代医学の三大療法は体にダメージを与えるだけで、決して行うべきものではありません。
そもそもガンの余命宣告は、抗がん剤治療における余命に過ぎず、ガンの余命ではありません。抗がん剤そのものは、化学兵器であり、ガンのみを攻撃するのではなく、体全体を攻撃しますので、そもそも行ってはいけない治療です。治療を受けて、ステージが低い場合、体全体のダメージから回復することは可能ですが、ステージⅣのガンの場合、体が抗がん剤に負けて、ほとんどの人が亡くなります。また、抗がん剤そのものにガンを治す効力がないのは、科学的に明らかになっている事実なのです。放射線治療も、同様に体を攻撃するものであり、ガンだけを抑えるものはありません。ガンの進行を止めたり、ガンそのものを自然消滅させることが出来れば、切除も本来必要ないものです。
食習慣が現在と違う江戸時代や明治の頃は、ガンは奇病でした。この事実は何を意味するかと言えば、食事を改善すれば、ガンの進行を止め、ガンを消すことが可能なことを意味しています。
森下敬一博士は、日本の伝統食をベースとした自然医学を研究され、5万人のガン患者を診て、8割の方を根治しています。驚異的な統計です。これはステージⅣまでの患者さんまで含まれますので、現代医学の生存率の16%と比較すれば、ガン治療の本来あるべき姿は、一目瞭然でありましょう。
アメリカの栄養学者コリン・キャンベル博士は、大規模な動物性タンパクの研究で、ガンをコントロールするのは、発がん物質である動物性タンパクのコントロールであり、食事であると結論を出しています(『チャイナ・スタディ』)。
戦後のGHQによる食の欧米化推進で、肉食増進と共に、砂糖・精白小麦・乳製品・植物油等と、食品添加物、加工しすぎる食品が、食卓を賑わすようになり、これと同時に、終戦直後でもまだ稀だった、ガンが日本人の死因一位となりました。つまり、これと逆に、これらの食品を摂らないようにすれば、ガンを治したり、予防したりすることが出来るのです。
森下敬一博士の自然医学では、玄米・野菜・海藻・小魚介類の食事と、ファスティング(断食、少食、一日一食)の実践の「自然医食」で、ガンを治します。ガンは治らない病気ではありません。

最も古い抗がん剤の一つである「アルキル化剤」は、マスタードガスというドイツ軍が作った毒ガスをもとに、アメリカで開発されたものです。抗がん剤のすべては「猛毒」です。マスタードガスの外見的特徴は、脱毛と肌の黒変です。
ガン細胞への打撃は、多少の効果があったとしても、正常な細胞にはそれ以上のダメージを与え、その結果、激しい嘔吐や貧血などに悩まされることになります。さらにダメージはガンを強ガン化させ増ガンさせます。
放射線治療は、ガンに放射線をかけて焼き切ってしまうと言う方法です。手術をしたくない場所である乳ガンや喉頭ガン、前立腺ガンなどで、とくに行われます。しかし、ガン局所には効果があったとしても、その周りの正常な細胞にダメージを与えてしまいます。それに何より放射線がガンを発生させるものであり、ガンを拡大させる恐れがあるものです。
切除と言う手術は、ただでさえ弱っている体にメスを入れるわけですから、体に対するダメージは大きく、万一、手術によって快方に向かって行くようにみえたとしても、臓器の機能が落ち、ガンになる前と同じような生活は望むべくもありません。
手術が行われる代表的なガンは胃ガンですが、胃を全摘したり、半分以上切り取ったりすれば、その後の食生活に支障が生じるのは、言うまでもありません。取り残しや転移の再発をした場合、外科医は手術の体のダメージを知っているので、「残念ですが手遅れです」と言う話になり、患者は見捨てられます。

そもそも、現代医学では、ガンがなぜ発生するのか、なぜあっという間に増殖するのかすら、解明できていません。
現代医学におけるガンの発生原因は、19世紀のドイツの病理学者ルドルフ・ウィルヒョウが唱えた「細胞は、必ず細胞分裂によって、細胞から生まれる」という考え方がベースになっています。そして、ガン細胞は「何らかの原因によって、正常な細胞が突然変異する」と言う非科学的な理由をつけています。
森下博士は、大学の研究室時代から、何十年にわたって顕微鏡をのぞき、正常細胞やガン細胞の観察を続けました。しかし、ガン細胞が分裂するところなど、ただの一度も見ていないと言います。
そして、現代医学はガン細胞の無限増殖説を唱えるわけですが、いかにガン細胞と言えども、もとは体細胞の一種なのですから、無限に増殖することなどありません。全身がガン細胞に埋め尽くされたなどと言う例は、一つもありません。
細胞分裂がベースであるから、細胞の形は同じか似た形になります。しかし、顕微鏡で見ると、ガン細胞の形は、てんでバラバラ決まっていません。むしろ同じような形のものが少ないのです。
森下博士は、ガン細胞は、赤血球もしくは白血球(リンパ球)の融合化成によってできると考えています。

現代医学では、「血液は骨髄で造られる」(骨髄造血)と言うのが定説ですが、これは大きな誤りです。森下博士の「血液は腸で造られる」(腸管造血)が真実です。
食物は消化液の作用や腸の運動で、ドロドロの状態になります。これが腸の絨毛組織の表面にへばりつく。そしてそれが細胞に同化します。同化した細胞の核は、絨毛内腔に押し出されて、細胞質が付け加えられることによって、赤血球母細胞に変わっていく。赤血球母細胞は、数十個の赤血球を胞子形成し、絨毛内腔・毛細血管内に送り出します。
このプロセスで赤血球(血液)は作られていきます。
断食などによって、腸に赤血球の材料が送られなくなると、逆に体細胞が赤血球に戻る。こうして、血液は一定に保たれています。
「食は血になり、血は肉になる」「肉は血になり、血は食になる」です。
スムーズに消化処理された食物は質の良い赤血球になり、健康な体細胞に発展していってくれるのですが、そうでない食物は、赤血球の性状を乱し、狂った働きをもった体細胞になってしまいます。
この事実から考えて、「ガンは全身病」であり、「血液の病気」なのです。体内を流れている血液の酸毒化、簡単に言えば「血液の汚れ」がガンの正体なのです。
この「血液の汚れ」は、腸の中のウイルスや毒素、バクテリアなどが、血液中に吸収されるために起こります。腸の中で異常発酵を起こしやすく、毒素やウイルスを作りやすい肉類の過剰摂取や、腸内有用細菌の欠乏などが、血液を汚していく条件の一つです。
ガン患者の血液は、カビ、バクテリア、ウイルス、炭素系公害物質や化学物質などに汚染され、血球の生態像も大変悪くなっています。
一番の原因は、血液を製造する腸内が汚れていることです。
腸内を腐敗させる動物性タンパク質(肉類、牛乳、卵)、白砂糖、白米、精白小麦粉、化学調味料などの摂取や、消化能力を超えるような食べ過ぎが原因となって、消化器官の処理能力が衰え、腸内に停滞した便が腐敗し、それによって発生した有害な腐敗産物が、防衛能力の弱った腸壁をすり抜け、血液に乗って全身を巡り、各臓器にダメージを与えるのです。
この腐敗産物には、中毒死を起こすこともある硫化水素をはじめ、インドール、スカトール、アンモニア、メタンガス、アレルギー性皮膚炎や鼻炎の原因物質とされるヒスタミン、強力な発がん性が指摘されるニトロソアミンなどといった猛毒物質が含まれています。
これらが一時的に大量に発生すれば、脳卒中や心臓発作を起こして、瞬時に命を奪う。少しずつ発生し続ければ、ガンや慢性病の原因となっていくのです。

血液の中に病原菌が入り、その毒素によって中毒症状を起こすのが敗血症ですが、このあっと言う間に死んでしまう敗血症に対する応急処置的な役割を果たすのが、ガン腫だと言えます。
血液が汚れているときに、体内の酸素の需要や供給のバランスが崩れ、酸素が足りない部位や抵抗力の弱いところに、その適応反応(解毒・浄血延命装置)の一つとして、ガン腫ができるのです。
したがって、本当には、ガン腫そのものが「ガン」なのではなく、その原因となっている「血液の汚れ」そのものを、ガンと言うべきなのです。
ゆえに、ガン腫は「体の血液が汚れているから、今のうちに何とかしないと死んでしまうぞ!」と言う警告を発してくれている、ありがたいシグナルでもあるのです。
つまり、血液を汚さないような食物を摂って、腸内と血液、体の修復とデトックス(排毒)に必要な、一日一食などのファスティングを行えば良いのです。造血器官である腸の中を、いつも健康な状態に守っていれば、ガンになることは防げるのです。
「血液の汚れ」を奇麗にする「浄血」が、ガンの根治療法なのです。そして「浄血」が行われれば、ガンは役割を終えて、自然に消えて行きます。
「ガンを治すポイントは、食事にあり」(『ガンは食事で治す』)
これが森下博士の50年来の結論です。
自然医食」のページを参考にしてください。


<参考文献リンク>
『ガンは食事で治す』 森下敬一

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