玄米菜食

体質改善が必要

創造的な人生を歩む

アトピー・花粉症を治す

クスリをいっさい使わないで病気を治す本

SNSで活発に配信している吉野敏明医師が言う、4毒で言えば、「砂糖、小麦、油(植物油)、牛乳」をやめることです。さらに森下自然医学では、「肉・卵」もやめます。
これら6つは、もともと日本人が食べなかったものであり、その頃には、アトピーも花粉症その他、諸々の現代病は、存在しなかった言うことになります。
6つがないのは、ます江戸時代。その頃の日本人は、一日二食。元禄以降の江戸以外は、玄米・雑穀・いもを食べていました。魚もほとんど食べてません。「マクガバン報告」で、「人類が到達した理想の食事」であると指摘される食文化の時代です。
そして、明治時代に、主食が白米・大麦に変わり、三食食べるようになりました。肉食文化が入りましたが、それでも、平素の食卓には肉はなく、4つを食べない粗食でした。飛んで、昭和初期も、肉は珍しく、食卓に4つのない粗食の時代でした。人生50年でした。栄養失調の原因は「白米」です。
牛乳・乳製品は、戦後にしかないものであり、戦後GHQの食の欧米化の政策と、経済成長があいまって、肉・卵・小麦・油・砂糖・牛乳は、大量に消費されるようになって行ったものです。GHQは食文化にないフライパン運動をやりました。それと符合して、様々な現代病が広がって行きました。
今、現在長生きしている世代は、戦時中の食べるものがない時代に青年期・少年期を過ごしていますし、肉と牛乳を見たことがないと言ってます。現代の栄養学は、長生きを否定していました。それが今や長寿者です。私のおばあちゃんは、103歳まで生きました。

日本の戦後の急激な変化は、根本から見つめ直し、考え直す必要があります。
森下自然医学は、日本の伝統食をベースに、玄米・野菜・海藻・小魚介類の食事と、適度なファスティング(少食・断食・一日一食)で、病気を治したり、予防したりすることを薦めるものです。森下博士は世界一の長寿研究からも、これを明らかにしました。戦後、平均寿命が延びたのは、乳幼児の死亡率が低下したからであり、長寿者以外の平均寿命を考えると、やはり50代から病死が一桁伸びて、バタバタ亡くなっています。

これらを説明すれば、砂糖は、血糖上昇、骨折、便秘、肌荒れ、虫歯、精神病等々の原因になる不自然な食べ物です。スーパーの高温・薬品抽出の油には、体に有害で海外で禁止されているトランス脂肪酸が多く含まれいます。これは炎症の原因です。精白小麦はアトピーやグルテンアレルギー等のアレルギー体質の原因です。乳タンパクのガゼインの研究で有名なアメリカの栄養学者コリン・キャンベル博士は、「牛乳は史上最悪の発ガン物質」と言っています。これもアレルギー原因。また、博士は動物性タンパクの研究でも有名で、動物性タンパクのコントロールが、ガンのコントロールであることを明らかにしました。少なければ、少ないほど良い(『チャイナ・スタディ』)。
4つをお料理に使うなら、黒糖、全粒小麦、低温・圧搾の油、豆乳に変える必要があります。お料理以外は、この代替の4つでもゼロにすべきです。

アレルギー体質については、日本人の三人に一人であると言われ、年々増加の一途を辿っています。
森下博士は、アトピーや花粉症などのアレルギーそのものは、命にかかわるものではないが、アレルギーは、そもそも「全身病」であると言い、「アレルギー体質はガン体質」であり、早期の改善が必要であると言います(『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』)。全身病だと言うのは、食べ物による「血の汚れ」が原因だからです。ガンも「血の汚れ」が原因です。
「病気は、すべて炎症からスタートすると考えて良い。ガンの実態も組織学的に言えば、紛れもなく炎症なのである」(森下博士)
森下自然医学をベースにした私は、風邪もひかないし、なんの症状もありません。鼻や皮膚の炎症がないどころか、まず鼻クソが溜まらないし、にきび・吹き出物も一切できません。かゆみも全くない。安易な外食が続いた場合に限って、吹き出物ができたりします。小麦・トランス脂肪酸で、血流がすぐかゆみます。
花粉症の季節に鼻クソが溜まらないと言うことは、これは外的な要因で、花粉症になってるとは考えられないのです。あくまで、体内の炎症が要因であって、飲食物が原因の症状です。戦前に日本にやって来たアメリカ人医師は、「日本には花粉症は存在しない」と報告しています。
鼻のアレルギーは、呼吸器に留まらず、アトピー、結膜炎、喘息、下痢、便秘、自律神経症(だるい・疲れる・頭がすっきりしない)、さらにはアレルギー性の腎臓炎や高血圧など、さまざまな慢性疾患の8割もが、アレルギーと関係していると言う報告があります。

体の信号は、命の信号です。アレルギー体質の方は、食習慣を根本的に見直す必要があることは、明らかなのです。「自然医食」で改善を行ってください。


<参考文献リンク>
『クスリをいっさい使わないで病気を治す本』 森下敬一

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